Quantcast
Channel: 日刊地球 »アメリカ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10

9.11 毒性の瓦礫が原因で救急隊員や近隣住民に多数のガン発症、米政府が補償を発表

$
0
0

9.11の毒性”瓦礫”が原因で救急隊員や近隣住民に多数のガン発症

9.11の際に現場に急行した警察官・消防士・救急隊員・ボランティアや近隣の住民の多くが、瓦礫や粉じんなどの毒性の物質などが原因で”ガン”を発症し、補償などを求めて訴えていた。

これまでは9.11の瓦礫や粉じんよるガン発症に対しする科学的根拠や因果関係は無いとされてきた。そしてアメリカ政府は昨年の2011年7月26日、アメリカ同時多発テロで世界貿易センタービルが崩壊した際に発生した粉じんやその後のがれき処理と発ガン性の関連を検証してた結果、ガンとの関連を示す科学的な証拠はないと結論付けた報告書を発表した。

しかし9.11から11年目をむかえ、この戦いに進展がみられたようだ。

日本時間の9月11日朝にアメリカのABCが放送したニュース。ワールドWave BS1で放送された内容を文字起こし。

9.11の毒性”瓦礫”が原因でガン発症、米政府が補償へ

同時多発テロから11年目の明日を前に大きなニュースが入ってきました。毒性の瓦礫が原因でガンを発症したと思われる救急隊員や付近住民に対し政府が初めて補償を行なう模様です。

ビルが崩壊したとき何千人もの警察官・消防士・救急隊員やボランティアが現場に急行し、その多くは何か月も作業を続けました。その後、彼らや近隣住民の多くがグラウンド・ゼロ(グランドゼロ、ワールドトレードセンター)の毒性物質のせいでガンになったと訴えてきました。

緊急対応要員側の弁護士 Michael Brasch氏

「環境保護庁がどう言おうと現場の空気が危険なことを承知の上で救助にあたってくれたのです。」

連邦政府は証拠が無いとして医療費の支払いを拒否してきました。それがここにきて新しい証拠に基づき方向転換をし、まもなく50種類ほどのガンに対し27億7千万ドル(2100億円)の被害者補償基金から支払うことを発表します。

緊急対応要員側の弁護士 Michael Brasch氏

「我々を助けるために真っ先に現場に駆けつけ、救助に当たってくれた人達への補償・治療ができます」

これで全て解決とはいきません。この決定を聞いて新たに補償を申請する人が出てくると思いますが、補償基金が増えるわけではないので難しいこともでてくると思います。

ABC NEWS

新たに加わった14種類のガン

アメリカ政府が補償する疾病に新たに加わったのは鼻、鼻腔、喉頭、食道、血液やリンパ組織などを含む14種類のガンで、そのリストは上のリンク先でみれます。

その他9.11関連


Viewing all articles
Browse latest Browse all 10

Latest Images

Trending Articles





Latest Images